- いい会社だけど自分の成長が感じられなくて辞めたい
- 残業なし、社員も仲良くいい会社だけど、給料が低いから辞めたい
- 友人と仕事の話をしていると、自分だけが働いていない気分になって変わらないとと強く思う
いい会社だけど実際にやめたいと感じている方も多いものです。ですが、いい会社というのは「他の人から見た特徴」であり、あなたの持ったスキルやポテンシャルを発揮できない会社かもしれません。
「いい会社だけど辞めたい」と考えている方、やめるなら早めの方がいいです。年齢が若ければ若いほど、自分に合った職種を見つけやすく、転職しやすいです。
とはいえ、「なぜいい会社だけど辞めたいのか?」を明確にしなければ他の企業に転職しても「辞めたい問題」は解決しないはずです。
実際私も、県内1のホワイト企業で働いていました。
ですが、「自分じゃなくてもいい仕事」「ノルマもスキルアップの環境もなく、成長機会がない」ことに不満を感じ、転職した経験があります。
当時は、「周りの友達は色々挑戦してるけど、僕は日々の単純作業をおわらすだけ」と友人との差を感じており、それがコンプレックスでもありました。
そこで本記事では、いい会社だけど辞めたいと感じる5つの理由を解説した上で、自分に合った対処法や辞めない方がいい会社について解説します。
本記事を読んだ後は、明日からの働き方や将来のキャリア設計ができるはずです。
10分ほどで読めますので、トイレや通勤・通学の隙間時間にお読みください。
いい会社だけど辞めたいと考えてしまう5つの理由
「いい会社だけど辞めたい」と考えてしまう5つの理由は以下の通りです。
- 会社の甘さがかえって焦りを感じさせる
- ホワイトでいい会社だけど給料が低い
- いくら働いても成長を感じられない
- 専門的なスキルが身に付かず将来が不安
- 友人や家族と比べて自分は大した仕事をしていないと感じる
会社の甘さがかえって焦りを感じさせる
残業なし、ノルマなしのホワイト企業でも、そのゆるい雰囲気により焦りを感じて辞めたいと思うことがあります。
周囲に「そんなに頑張らなくても大丈夫」と言われたり、働きたいのに「早く帰れ」とか「残業はダメ」と言われると漠然とした不安を覚えますよね。「仕事は楽だけど本当にこのままでいいんだろうか?」とか。
バリバリ働きたい人にとって、社員のやる気もなく緩い雰囲気の会社では、このままい続けていいのか不安になってしまうはずです。
社内環境が甘い会社は以下の通りです。
- 全体的に緊張感がなく、部下・上司関係なくフランクな関係
- ノルマがなく、あっても「達成しなくてもいい」雰囲気が出ている
- 業務内容が変わらない
ホワイトでいい会社だけど給料が低い
残業もノルマもないホワイトな会社は働きやすくても「給料が低い」会社が多いです。
業務量が変わらない場合は会社の売り上げ自体が増えず、ボーナスアップや昇給しにくいためです。残業もない場合は給料を増やす手段がありません。
給料が少ないと遊びや旅行も限られてしまいますし、それが積み重なることで会社への不満が募ることは当然のことです。
いくら働いても成長を感じられない
会社の業務内容が「単純作業」や「誰にでもできる仕事」の場合は、いくら勤務状況がよくても「いい会社だけど辞めたい」と感じてしまいます。
単純作業や代替可能な業務をしていると「この仕事を辞めたら自分はつかいものにならないのではないか?」と不安になる方も多いはずです。
それもその通りで、工場勤務や市役所勤務で代替可能な業務をしている方がスキルの必要なITや伸びている市場に転職することはほぼ不可能です。
いくら働いても「この先通用する人間になれるのか?」という考えが頭をよぎり、辞めたいという気持ちになるのです。
成長しづらい会社には、以下のような特徴があります。
- 尊敬する先輩・上司がいない
- 似たような業務内容を日々こなすだけ
- スキルアップ制度や部署移動がない
- 周りの社員にやる気がなく、休憩室や飲み会では会社の愚痴ばかり
ぶっちゃけ、上記のような状況で成長を感じること自体不可能です。
専門的なスキルが身に付かず将来が不安
いい会社だけど辞めたいと考えてしまう理由に「スキルが身に付かなくて将来が不安」があります。
単純作業や代替可能業務を続けているとスキルが身に付かずに焦る方もおられるでしょう。
「リーダーシップ」を発揮して人を管理するスキルに長けていたり、社内で管理職についていてプロジェクトをまとめることができる人材であれば仕事はいくらでもあります。
しかし、リーダーから言われたことを淡々とやるだけのスキルのない社員は転職が難しくなるでしょう。
この理由で辞めたくなる会社の特徴は以下の通りです。
- 入社初日の社員でもできる単純作業
- 頭を使わない作業が多い
- マネジメントスキルや対人スキルなどが身につかない業務・ポジション
友人や家族と比べて自分は大した仕事をしていないと感じる
友人や家族と比べて「自分は大した仕事をしていない」と感じてしまうのも良い会社を辞めたくなる一つの理由です。
友人や家族はすごい仕事をしていたり、SNSで華々しい成長をアップしているのに、自分は決まった業務をこなすだけの毎日を過ごしていると、「こんなんでお金をもらっていいのだろうか?」「もっとやりがいのある仕事がしたい」と感じるようになり、転職を考え出す方が多いです。
ぶっちゃけ、仕事をする人は皆平等に頑張っています。あなたにとっては楽で簡単にできる仕事かもしれませんが、他人にとっては「できない」「難しい」業務なのです。
「隣の芝生は青い」という言葉の通り、友人や家族の仕事が華やかに見えているだけであり、「大した仕事をしていない」ということはありません。
ですが、自分には楽な仕事に見えてしまうと「自分は大した仕事をしていない」と感じてしまうのです。
いい会社だけど辞めたいと思った時の4つの対処法
いい会社だけど辞めたいと思った時の対処法は以下の通りです。
対処法それぞれのメリットやデメリットについても解説します。
自分の悩みや性格に合わせた適切な方法を選んでください。
キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントに相談する
効果が出やすいのがキャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントに相談することです。
「自分にはもっと合った仕事がある」「今の会社は居心地がいいけど、成長を感じられず苦しい」「甘い汁を吸い続けている気がして漠然とした危機感を感じている」という方が、自分の悩みを相談することで「悩み」や「解決策」を明確にできます。
自身のキャリアの悩みを打ち上げることで、以下のようなメリットがあります。
- 具体的にどのように解決すればを教えてくれる
- 性格や理想の働き方をヒアリングした上で天職を提案してくれる
- アピールポイントや弱点を見つけてくれる
- 転職時のサポートも手厚い
- 転職して年収UPややりがいUPが目指せる
キャリアカウンセラーやコンサルタントは心の奥底にある本質を明確にし、自分に合った天職を提案してくれるので、仕事に関する悩みがパッと晴れます。
デメリットとしては、自分のことを話すのが苦手な人には「詰められている」と感じてしまうことです。
徹底的にヒアリングした上で「その人の人生を絶対によくする」という気合いで向き合ってくれるため、質問責めが「詰められている」と感じてしまうのです。
以下のような悩みをお持ちの方はキャリアカウンセラー・コンサルタントへの相談をお勧めします。
- 自分はこのままでいいのかな?という漠然とした不安がある
- 自分に合った仕事をしたいと考えている
- 明確な「理想の職場環境」を持っており、転職したいと考えている
- 成果がしっかりと評価される仕事をしたい
部署移動を懇願して業務内容を変えてみる
「良い会社だけど辞めたい」と考える理由が「業務に不満がある」「周りに向上心の高い人がいない」などであれば「部署移動を懇願する」のも一つの手です。
部署移動することで自分に合った業務を割り当ててもらったり、周りの環境が一新するため、辞めたい気持ちがうすまる可能性があります。
部署移動を懇願して業務内容を変えるメリットは以下の通りです。
- 業務慣れによるマンネリから脱却できる
- 人間関係を一新できる
- 業務内容によってはスキルアップも目指せる
デメリットは、勤務体系が変わるため、勤務時間や給与の増減が発生する点です。
以下のような悩みをお持ちの方は部署移動を懇願してみるのがおすすめです。
- 今の会社は辞めたくないけど、現状の業務に満足していない
- 会社自体はいいけれど、一緒に働いている人が気に食わない
- 業務は変えたいと思うけど、転職するのは面倒だからできれば社内で解決したい
転職や副業に活かせるスキルを学んでみる
転職や副業に活かせるスキルを学ぶのも効果的です。
スキルを身につければ専門職への転職や副業で収入を増やすことができます。本業で生活費を稼ぎながらスキルを身につけておけば、いざという時に役立ちます。
年収アップや副業に使えるスキルは以下の通りです。
- IT関連(Webマーケティング・Webライティング・データアナリストなど)
- 国家資格(宅建や電気工事士など)
スキルを学ぶ時は「人材が減っている」「市場価値が上昇している」点を確認しましょう。人材が減っている=年収は高くなります。
有休消化や休職を活用して一度ゆっくり休んでみる
有給消化や休職を活用し、一度ゆっくり休んでみるのも一つの手です。
「良い会社」と思っていても、自分の性格や働き方に合っておらず、知らぬ間にストレスがかかっている可能性があります。
人間はストレスが溜まりすぎると正常な判断ができなくなります。特に怖いのが「知らず知らずのうちにストレスが溜まっていること」です。
日本人はそもそも働きすぎる傾向にあるので、一度ゆっくり休んでみて仕事や自分を見つめ直す時間を作ってみてもいいかもしれません。
有休消化をする場合は会社との交渉が必要になります。
休職は病気休業診断書が必要になります。かかりつけ医で申し込むと初診から数ヶ月かかるため、休職を検討される方はなるべく早めに受診しましょう。
いい会社だけど辞めたい!でも辞めない方がいい会社の特徴
「良い会社だけど辞めたい」と思っても実は辞めない方がいい会社が存在します。
辞めない方がいい会社の特徴は以下の通りです。
- 福利厚生が充実している会社
- 業務時間内に終わらせられる適切な仕事量を任される会社
- 世間体のいい会社
ただし、「人間関係が悪い」「メンタル的にもたない」「ストレスで肌荒れや身体的な症状が出る」という場合はいくらいい会社だとしても早急にやめるべきです。
福利厚生が充実している会社
福利厚生が充実している会社は人間関係やメンタル状態が悪化しない限り辞めない方がいいです。
社会保険や厚生年金などの健康保険制度などの福利厚生が充実していると、健康状態が悪化しても安心して治療を受けることができるからです。
介護休暇や育児休暇など、家族の介護や子育てなどで休業体制が整っている場合は、将来的に恩恵を受ける可能性も高いです。
高い生活の質を担保できるため、一時の辞めたいという気持ちで辞めない方がいいでしょう。
業務時間内に終わらせられる適切な仕事量を任される会社
業務時間内に終わらせられる適切な仕事量を配分できている会社を辞めるのは勿体無いかもしれません。
というのも、仕事の量が適切に配分されている会社は、従業員が負担を感じることなく仕事を進めることができ、ストレスや過労からくる健康被害を防止することができるからです。
世の中には、1日では終わらない仕事を任され、「仕事が遅いのはあなたの責任だ」などサービス残業を強いているブラック企業がたくさんあります。
業務時間内に終わらせられる適切な仕事量を任される会社は、他にもなくホワイト企業です。転職してブラック企業に入社すると「やめなきゃよかった」と後悔するかもしれません。
以下は適切な業務時間が割り振られている会社の特徴です。
- 休日出勤がない
- 残業がほぼない
- みなし残業がない
- 出張が少ない
このような会社に勤めている方は一度まとまった休みを取り、「本当に辞めてもいいのか」を考えた方がいいでしょう。
世間体のいい会社
大企業や有名な会社などの「世間体のいい会社」を辞める際には信用力が低下する可能性があります。
大企業から中小企業に転職する場合、会社の資本力や事業の成長・持続性が変わります。あまりに高額なローンを組めないなど、お金を借りたりローンを組む際にマイナスな影響が出る可能性があります。
また、肩書は異性からの注目度にも影響するため、注意が必要です。
例えば「丸の内でOLしてます」「リクルートで営業してます」といえば異性の食いつきはいいでしょう。
しかし、聞いたこともない会社で働いていると言っても「そうなんだ〜」と大手ほどの印象は与えられません。
友人との飲み会や家族の集まりで「どこで働いてるの?」「給料どれくらい?」とかマウントの取り合いになることもありますよね。その場合大手企業は強いので、辞めるとマウントが取れなくなりますよ。
まとめ
本記事では「いい会社だけど辞めたい」と考えている方に向けた対処法について解説しました。
いい会社だけど辞めたいと思う理由は以下の通りです。
- 会社の甘さがかえって焦りを感じさせる
- ホワイトでいい会社だけど給料が低い
- いくら働いても成長を感じられない
- 専門的なスキルが身に付かず将来が不安
- 友人や家族と比べて自分は大した仕事をしていないと感じる
いくつか理由がありますが、「社内全体に頑張らなくてもいい雰囲気が出ている」「人間関係や勤務体系はいいけど給料が低い」などで、これらの課題を抱えている方に辞めたくなる人が多いようです。
「いい会社だけど辞めたい」と思った時の対処法としては以下の4つが挙げられます。
- キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントに相談する
- 部署移動を懇願して業務内容を変えてみる
- 仕事に役立つスキルを学んでみる
- 有休消化や休職を活用して一度ゆっくり休んでみる
転職を強く希望している方は「キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントに相談する」「仕事に役立つスキルを学んでみる」方法がオススメです。
転職は考えていないものの「自分を変えたい」「働き方を変えたい」と考えている方は、「部署移動を懇願して業務内容を変えてみる」「休消化や休職を活用して一度ゆっくり休んでみる」方法がオススメです。
最後に「いい会社だけど辞めたい」と行動に移す前に、辞めない方がいいかもしれない会社は以下の通りです。
- 福利厚生が充実している会社
- 業務時間内に終わらせられる適切な仕事量を任される会社
- 世間体のいい会社
これらの特徴にあてはなる会社に在籍している方は、会社に在籍したまま解決できる方法はないかを考えてみましょう。
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