転職をしたいあなたへ

転職をしたいあなたへ

「転職」という言葉は職業を変えることを言います。「もっと給料がいい仕事につきたい」「やりがいのある仕事がしたい」「今の職場でうまくいっていない」など転職をしたい理由は様々だと思います。一口に転職すると言ってもこの就職氷河期の時代にはそんなに簡単に次の仕事は見つかりません。毎日毎日ハローワークに通い、履歴書を何通も書き、面接に行かねばなりません。しかも今働いている会社の仕事と転職活動を両立する場合にはそれはそれはエネルギーがいります。仕事の合間をぬって履歴書を作り、面接に赴き、ハローワークに通い。面接もあなたの仕事の時間を考えて夜を指定してくれる企業ばかりとは限りません。昼の1時に来てくださいとか、午前中に来てくださいと言われる場合もあります。そのたびに有給を取っていては回りの人たちに不信感を抱かれてしまいます。立つ鳥跡を濁さずです。いくらやめようと思っている会社だからといっても嫌われたまま辞めるのは嫌ですよね。転職活動をしているんですと上司に報告できればいいですが、なかなかそれも厳しいところがあります。かといって次の仕事が見つかる前に会社を辞めてしまうと、転職活動には集中できるかもしれませんが、次の仕事が見つかるまでは無収入となっていまいます。いつ終わるかも分からない転職活動に嫌気がさしても誰も助けてくれません。貯金があるから大丈夫とお思いかもしれませんが、それが底をつく前に内定をもらえる保証はないのです。ですから、本当に転職すべきなのか、もう一度よく考えてみましょう。なぜ転職したいのか、今の仕事よりもいい仕事が見つかる可能性はあるのか、経済的には大丈夫か、などなど現実をよくみておきましょう。転職したいという気持ちや覚悟だけでは仕事は見つかりません。自分が何のために転職し、何をやりたいのかがはっきりとしていない人に転職は時期尚早です。

転職の現状

第二次世界大戦後の日本企業の特徴と言えるのが、「終身雇用」です。明治時代は引き抜きなどにより職人の転職が活発でしたが、大正時代頃から終身雇用が一般的となっていた企業・職種もあります。また、第二次世界大戦後も中小企業においては必ずしも終身雇用が定着していたわけではなく、特に若年層においては転職は一般的に行われていました。中堅クラスの規模の企業においても医療、出版、ホテル、外食産業などに従事する専門労働者は、現在に至るまで転職率が高いのが特徴となっています。バブルが崩壊し、大企業においても終身雇用を厳格にとりつづけることが止められ、状況に応じて従業員をそれなりの数、解雇する企業が増えたため、転職は増加傾向にあります。しかし転職をキャリアアップのチャンスととらえるアメリカに比べれば、日本の労働移動率は依然として低く、雇用が流動化してきていると言われれいるものの、長期雇用の伝統が残るヨーロッパ諸国のそれに近いのが現状です。転職希望率及び実際の転職率については、職種毎に大きな差異があります。たとえば、システムの企画・開発や運用・保守に携わるITプロフェッショナルに限れば、転職希望者は2人に1人という非常に高い水準にあります。その理由の第一は「給与に対する不満」(48%弱)だそうです。また、3人に1人が「より将来性のある組織で働きたい」と答えています。

転職の問題点

転職さえすれば生活がいい方へと変わり、今後の人生も安心だと思っている人が多いようです。ですが、必ずしもそうとは限らないのが転職の怖いところです。転職はお見合いと一緒です。相手が「企業」という少し大きな単位になっているだけで、一緒に生活してみなければその人の本当の姿は分からないという点や、相手を気に入っても向こうが承諾してくれなければ結婚することはできないという点で同じです。ですから、知らずに企業と「結婚」したはいいが、実際には性格が悪かったりだらしなかったりという問題点が見つかることもあります。せっかく見つけた相手がそんな残念なタイプだった場合でも、一度入社してしまえばそう簡単には退職できないのです。転職をする前に転職の問題点をよく理解しておきましょう。

需給のミスマッチ

バブル崩壊後の日本は、有効求人倍数が恒常的に1を下回っていました。一方でIT化によって必要とされる各種技術者については、求人数が求職者数を上回る需要超過の状態が続いていました。また、一般事務職などの人気職種は有効求人倍率が持ち直しても求職者数が求人数を上回る供給過多状態が続いています。このようなミスマッチを防ぐためには、適切な職業教育や、初心者を雇用することになる企業への補助が必要と言われていますが、今のところそのような制度はありません。

機密保持と競業避止

公務員は退職前5年間に勤務していた内容に関係する民間企業に、退職後2年間は就職できない決まりになっています。民間企業でも就業規則などで、退職後一定期間、競業会社へ就職することを禁止していることが多いです、これら競業避止業務は、機密保持の観点から必要とされていることですが、経験を生かした転職の妨げとなっているともいえます、競業避止は職業選択の自由を制限するものなので、要件・範囲が明確にされている必要があり、不適切な規定は取り消されます。ただし、新製品情報などの機密情報は、競業避止規定の有無に関わらず守る義務があります。

早期離職者の増加

転職市場が活発になりつつあるとはいえ、雇用者と労働者の間には情報の非対称性が存在します。そのため、転職後に「こんなはずではなかった」という感想を抱く人は少なくありません。転職に満足している人の割合は60%程度、逆に不満を感じている人は10%程度となっています。これらの層は、転職を繰り返す可能性が高いと考えられています。転職者のうち、3回以上転職している人は全体の4割程度にも昇るのです。

キャリアの断絶

前職での経験が生かされていると答えた人の割合は50%強、活用されていないという人は25%程度になっており、必ずしも知識・経験が蓄積・活用されているとは言えません。ただし、専門・技術職や管理職では7~8割程度が何かしら経験が生かされていると答えています。機密保持との兼ね合いで経験を活かせる職につけないこともありますが、25歳程度までの若年層を対象とする第二新卒採用に示されるように、企業側が中途半端な知識・経験を求めていないという点も指摘されています。

転職回数

一般的に「転職は3回まで」と言われています。大手転職サイトリクナビNEXTが企業の人事担当とキャリアアドバイザーに対して行ったアンケートでも、「転職礫は3回目から気になる」という回答が全体の36%と最も多くなっています。また、企業の人事担当に対して行った別のアンケートでは、「転職活動が多いとマイナスの印象を受ける」という回答が91%にも達しています。転職回数が多いと不利になる理由としては「転職を繰り返している」という事実が、「この求職者は飽きっぽいだけで、仕事が続かないのでは」という危惧につながりやすいことが挙げられます。しかし、家族の病気や会社からリストラされたなどの止むを得ない理由による退職だった場合は考慮されますし、転職がキャリアアップを目的としてものであったなど、キャリアに前向きさが見られる場合は不利にならないケースもあるようです。

天職を見つける力をつけよう

ここまで読んだ方は、転職に対する不安が募り、やっぱり止めておこうかなと心が揺れているのではないでしょうか。転職=悪のように書いてしまいましたが、必ずしもそうとは限らず、むしろ転職したことを満足に感じる人の方が多いです。転職を成功させるためには自分にあった職=天職を見つけることが大切です。天職は業務内容だけでなく、職場の雰囲気や給料の高さなど、働く上での条件も自分の希望通りのものでなければなりません。すべての希望が叶う会社を見つけるのは困難ですし、仮に見つかったとしてもそこに採用されるかどうかはわかりませんよね。どこかで妥協しなければいけないのですが、できるだけ天職に近い仕事をたくさん見つけてトライしたいところ。ではどうすれば天職を見つけられるのでしょうか。まずあなたがやるべきことは、自分の「夢」を再確認することです。大人になると将来の夢を忘れがちです。そんなのは叶いっこないと最初から諦めてしまう人も多いです。ですが、本当に無理かどうかはやってみなければわかりません。どんな夢でもいいです。あの芸能人と会ってみたい、あの有名店で食事がしたい、飛行機のファーストクラスに乗ってみたいなど小さな夢から大きな夢まで紙に書き出してみましょう。それらのリストを眺めていれば、自ずと自分のやりたいことが見えてくるのではないでしょうか。やりたい仕事を、納得のいく条件で行うというのが天職だと思います。得意不得意はあるかもしれませんし、最初は素人同然かもしれませんが、3年も勤務していれば誰だってそれなりに仕事もできるようになるはずです。その三年間を頑張れる仕事かどうかも重要なポイントですね。そうやって自分が本当にやりたい仕事は何なのかを見極められるようにしましょう。そこが出来ないと何度転職しても満足のいく結果は得られないと思います。

サイトタイトル