仕事に行きたくないなぁ
家に帰っても仕事でミスをしていないか不安になる
夜になると仕事のことを考えて寝られなくなる
仕事のことを考えると不安で不安でたまらないとお悩みの方もおられるのではないでしょうか。
不安を減らすためには「原因」を知った上で、適切な「解決方法」を講じる必要があります。
大抵「なぜ不安なのか」を明確にせず、ただただ仕事に対してマイナス意識を持っていることから不安が生じます。
ですが、原因と解決方法さえ知っていれば、不安を完全に消すことはできなくても、自宅や休みに「仕事が不安でたまらない」と考えることがなくなります。
私も実際に、
- 今日やったデータ処理、急いでやったからミスしてるかも…
- お客さんのクレームや謝罪など顧客対応の事を考えると気が狂いそう
- ミスしたら上司に怒られたり、周りの社員にできない奴ってレッテル貼られるのが怖い…
と思い、寝られない毎日を過ごしていました。
頑張って「落ち着ける音楽」や気を紛らすために他のことをしても頭の片隅には仕事のことがあり、何も集中できずに生きてる心地がしないんです。
その時に私が行った方法としては、「なぜ不安に思うのかをメモに書き出す」事でした。不安の原因がわかるだけでも頭の中はスッキリしたのを覚えています。原因がわかれば対応方法もわかり、解決できました。
そこで本記事では、仕事が不安でたまらないと感じる原因とすぐに不安を解消できる4つの方法について解説します。
仕事が不安でたまらない人はあなたの他にもたくさんいる
「仕事が不安でたまらない…」そう考えている方はあなただけではありません。
厚生労働省が行った調査によると、仕事をしている53%の人が「仕事で強いストレスや不安を感じている」という調査結果が出ました。
出典元:令和3年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況|厚生労働省
2人に1人は仕事での不安を抱えており、周りで元気そうにやっている人も、部下に慕われている上司もみな強い不安やストレスを抱えているのです。
社会人一年目でもないのに仕事のことで不安でたまらない。日曜日ほぼ一日もやもやしたまま過ごしてしまった。職場変わるとあるあるなんかね
— かしい (@jamb_jsg_kriss) April 9, 2023
新年度。
詳しくは申しませんが、
今年から少し仕事の責任が重くなったりします……不安で怖くてたまらないけど、
僕は出来ることをやるだけ。社会人6年目始まります。
— S.I.86(シンタロー) (@shintaro_WACK_M) April 2, 2023
新年度になって仕事の責任が重くなったり、社会人一年目でわからないことが多い場合に仕事に対して不安を持つことが多いようです。
しかし、原因が明確であれば解決は簡単ですので、安心してください。難しいのは「なぜ不安と感じているか?」それを突き止め、解決策を実行するまでの行動力が必要な点です。
「仕事が不安でたまらない」と感じてしまう5つの原因
「仕事が不安でたまらない」と感じてしまう5つの原因は以下の通りです。
・重大なミスをして迷惑をかけてしまった
・仕事でわからないことが多く、気軽に相談できる環境でもない
・自身のスキルや経験不足により会社に貢献できていないと感じる
・労働条件や労働環境が悪くこのまま在籍し続けていいのか不安になる
・職場の人間関係が悪くストレスが溜まっている
前述しましたが、不安の原因が見つかるだけでも頭の中がスッキリし、仕事のことで悩んでいる時間が少しでも減るはずです。
重大なミスをして迷惑をかけてしまった
仕事が不安でたまらないと感じる原因の一つに「仕事で重大なミスをしてしまった迷惑をかけてしまった」があります。
重大なミスをするとお客さんや上司だけでなく、ミスの度合いによっては社長や幹部など経営陣に怒られると不安になってしまいます。
ミスの度合いによっては不安の大きさも変わりますが、「クヨクヨしやすい人」や「引きずりやすい人」はミスの度合いに関係なく仕事にいくのが不安でたまらない人が多いです。
「怒られるのではないか?」「お客さんに謝罪しないといけないかも」「謝罪する時はどのように話をしよう…」と悩み、どんどん不安が募る方も多いです。
仕事でわからないことが多く、気軽に相談できる環境でもない
仕事でわからないことが多かったり、わからないことを気軽に相談できない職場環境は仕事が不安でたまらないと感じる一つの原因になります。
仕事の進め方がわからないと、業務の正誤がわからずに不安になってしまうのは当たり前です。この場合、ほとんどは「業務の進め方や相談できる環境を整えていない企業」が悪いので、あなたに全く悪くありません。
以下に当てはまる方は「仕事でわからないことが多く、気軽に相談できる環境でもない」が不安の原因です。
- 入社もしくは転職したばかりで会社で何もしない時間が多い
- 上司が常に忙しそうにしていると感じる
- 上司に相談しても強い口調でフィードバックが返ってくる
- 同僚や上司に相談すると嫌な顔をされる
- わからなくてもとりあえずやってみる、というのが会社の方針
- 失敗して学べと言われる
このような環境でも「ここのやり方がわからないので、教えてもらってもいいですか?」「資料を作っている途中なんですが、デザインの色味についてアイデアをもらえますか?」と、アドバイスを求めることが大切です。
とはいえ、会社の上司や環境によっては「忙しそうで相談できない」「相談しても「そんなこともできないの?」とバカにしてくる」ような会社もあります。その場合はアドバイスをもらう方が難しいので、部署変更の申し出や転職を考えた方がいいです。
自身のスキルや経験で会社に貢献できるのか不安になる
仕事が不安でたまらないと思う原因の一つに「自身のスキルや経験不足により会社に貢献できていないと感じる」があります。
自分のスキル以上の仕事を任された時や責任のあるポジションを命じられた時に「自分のスキルでできるのか」「自分で本当にいいのか?」「他に適している人材がいるんじゃない?」など、自分に自信を持てずに不安になる方も多いです。
労働条件や労働環境が悪くこのまま在籍し続けていいのか不安になる
労働条件や労働環境が悪い場合には「現状維持」に対して強く不安を感じる場合があります。
違法な残業体制や休日出勤が多い職場などはプライベートの時間を取ることができず、リフレッシュできなかったり、結婚後に「仕事ばかりの人生が見える」場合に不安を感じる方が多いです。
また、キャリア体制や昇格・昇給が古い会社特有の「年功序列」である場合など、将来性が見えないと不安に感じる方もおられます。
会社の将来性に自分にとってのメリットや変わりそうな雰囲気がないと、「この会社にいていいのか・・・」と不安になるのは当然の事です。
職場の人間関係が悪くストレスが溜まっている
職場の人間関係が悪くストレスが溜まっていることも不安の原因の一つです。
社員同士のコミュニケーションに問題がある場合は業務にも支障をきたすためです。
仕事は正常に進められていたとしても人間関係が悪いと「業務を依頼できない」「相談できない」「プロジェクトを正常にすすめられない」ことが発生します。
これらはストレスになると同時に仕事の品質や進行に関わるため、ミスや納期遅れの可能性が生まれ、不安が募ってしまうのです。
仕事が不安でたまらないと感じた時のすぐにできる解決策
仕事が不安でたまらないと感じる原因に合わせた解決策を紹介します。
不安の解消法は「リラックスする」「気分転換にリフレッシュできることをする」などの方法もありますが、本記事では根本的な解決を目指すための方法について解説します。
さくっと原因と解決策を知りたい方は以下の表をご覧ください。
不安の原因 | 解決策 |
重大なミスをして迷惑をかけてしまった | ・信頼できる人への相談やミスしないために報告・相談を徹底する ・転職する |
仕事でわからないことが多い | ・タスク手順を整理する ・何がわからないのかを明確にし、信頼できる人(同僚・上司)に相談する |
スキル不足で会社に貢献できていないと感じる | ・信頼できる人(同僚・上司)に相談する ・研修の参加や新しいスキルや資格を取得する |
労働条件や労働環境が悪く将来が不安 | ・労働条件の交渉を行う ・労働基準監督署に相談する ・転職する |
職場の人間関係が悪くストレスがたまる | ・コミュニケーションの機会を増やす ・どうしても辛い場合は転職する |
重大なミスを犯したり、不明点があれば信頼できる上司や同僚に相談する
わからないことがあったり、重大なミスを犯した場合は信頼できる上司や同僚に相談しましょう。
この不安は「問題を解決すること」が一番です。なので、上司や同僚に相談することが不安を解消する一番の方法です。
ただし、積極的に相談することができない、もしくは環境的に相談できるような職場ではないというケースもあるでしょう。その場合は以下を実践してみてください。
- 結論から伝える
- 自分の考えを添える
- 相談内容を具体的に伝える
佐藤製菓様のB商品の販売促進についてご相談です(結論を先だし)。先日B商品500個、合計300万円の提案をしましたが競合他社の方が安く提供していると言われました。(相談内容)
この会社とは5年以上付き合いがあり、年間売上が2,000万円以上あります。これまでの実績を踏まえ、私の考えとしては5%割引の285万円で提示したいと考えいるんですが、〇〇さんの意見もお聞きしたいです。(自分の意見を添える)
このような相談を徹底すれば、回答してくれない上司や同僚の方が少なくなるでしょう。
これを徹底しても相談に乗ってくれない「自分で考えろ」の一点張りの企業は環境に問題があるので、転職を考えた方が自分のためになることもあります。
仕事でわからないことが多いならタスクを細分化してみる
仕事でわからないことが多い場合は「タスクを細分化する」のが効果的です。
仕事でわからないことをなくすためにはタスクを細かく分けることでどの部分がわからないいのかを可視化できます。
例えば、資料作成をする際に、
- 資料のテーマを決める
- デザインを決める
- 構成を作成する
- 内容を詰める
- 最終チェックを行う
タスクを細分化することで、どのタスクがわからずに進行が滞っているのかを判断できるようになります。
スキル不足を感じる人は社内外研修の参加や資格取得などを目指す
スキル不足を感じる人は社内外研修や資格取得、セミナーなどに参加して自分に自信をつけることを目指しましょう。
責任あるポジションに任命されたけど、「本当に自分でいいのだろうか?」と不安をかんじる人は自分に自信をつける必要があります。
実際に、株式会社ビズヒッツが行った「仕事に自信を持てない理由に関する意識調査」では、自信を持てない理由の1位に「資格やスキルがない」ことが挙げられています。
この結果をみる通り、自分のスキルアップをおこなって自信をつけるのが手っ取り早いです。
社内外研修があるのであれば積極的に参加しましょう。プロジェクト進行と相性のいいスキルや資格を取得するのもおすすめです。
スキル身につけておけばいざという時に転職もしやすいですし、将来的に独立をかんがえているならスムーズに起業もできるので、スキルアップをしておいて損はありません。
労働条件や環境が悪い場合は専門機関に相談する
労働条件や環境が悪い場合は専門機関に相談しましょう。
- 労働時間
- 労働災害
- 休日の少なさ
このような問題は身体的・精神的なストレスを与える原因となり、最悪の場合は鬱を引き起こして仕事ができない状態になる可能性があります。
それでも会社に残りたい、転職はしたくないけど会社の環境を変えたいという方は、「労働基準監督署」に相談してみましょう。
参考:都道府県労働局(労働基準監督署、公共職業安定所)所在地一覧
手っ取り早く環境を変えるには転職をするのがおすすめです。
中でもリクナビNEXTは、リクルートの職員一人一人が企業に丁寧なヒアリングを行った上で求人を掲載しており、ホワイト企業の掲載が多いことが特徴です。
同じ業界・業種でも転職するだけで年収100万円以上上がった事例もあるので、求人をみてみるだけでもおすすめです。
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転職することで解決することもある
前述した解決策を試しても「仕事が不安でたまらない」と感じる場合は転職するだけで解決することもあります。
何をどう頑張っても不安が払拭できないのは単純に「会社や働き方があっていない」可能性があるからです。
同業界・同業種でも転職するだけで自分にあった働き方を実現できた人や前述した通り、それだけで年収がアップした人もいます。
なので、今の仕事を始めてから不安でたまらない。そしてそれを解決することができない方は転職を視野に入れてみるのもいいでしょう。
まとめ
本記事では、仕事が不安でたまらない人の解決方法や対処法についてまとめました。
実際「仕事でミスしていないか不安で夜も寝られない」「仕事が不安でたまらないけどどうしたらいいかわからない」という方は実際多いです。
そんな人たちが実践している「仕事が不安でたまらない」時の解決方法は以下の通りです。
- 仕事でわからないことが多いならタスクを細分化してみる
- 重大なミスを犯したり、不明点があれば信頼できる上司や同僚に相談する
- スキル不足を感じる人は社内外研修の参加や資格取得などを目指す
- 労働条件や環境が悪い場合は専門機関に相談する
- 転職することで解決することもある
仕事をする上で不安が募るのは当たり前です。
しかし、必要以上に不安が募り、「夜も寝られない」「毎日仕事に行くのが嫌だ」という気持ちが出るようでは、私生活を充実させることは愚か、日常生活すら普段通りに送ることができなくなります。
ですので、仕事が不安でたまらないと感じる人は本記事で解説した解決策を試してみてください。もしもどうしても解決できない場合は「仕事があっていない」「職場があっていない」だけで転職するだけで「不安なく仕事ができ、趣味ややりたいことに没頭できる生活」を送れる可能性もあります。
日本は幸いにも「仕事はなんでもある」ので、自分にあった仕事を見つけるという面でも、筆者は転職をお勧めします。
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