
職場の先輩が怖くて会社を辞めたいと考えている

先輩が怖いくらいで辞めてもいいの?

怖い先輩と仲良くなる方法はない?
友人や家族に相談しても「どの会社に怖い人はいる」と言われる一方。
業務のミスや要領が悪いと「そんなこともできないの?」「一回教えたよね?」「仕事できないなら帰れ!」などと怒号を浴びせられると会社を辞めたいと考えるのはごくごく普通のことです。
そこで本記事では、「会社を辞めてもいい条件・ダメな条件」を解説した上で、仕事を辞めるべき人の特徴、上司と仲良くなる対処法まで解説します。
職場の先輩が怖くて会社を辞めたいを考えている人は、気持ちを楽にするためにも、本記事を読んでみてください。
職場に先輩や上司が怖いから辞めたい!そんな理由で退職したは人は実際いる
職場の先輩や上司からのキツい言葉や態度、無言の圧力などが怖い、プレッシャーになり退職した人は実際多いです。
実際にリクナビNEXTが行った退職理由の調査では全体の30%に人間関係の問題が取り上げられています。
その中には「職場の先輩が怖い」という理由で辞めたい!と転職した方もいます。
ですので、「職場の先輩・上司が怖くて辞めたい」という理由で退職するのは、「甘え」でも「メンタルが弱い」のでもなく、ごくごく普通のことなのです。

職場の先輩が怖いから辞めたいなんて、「ださい、甘えてる」そんなことは絶対ない!悪いのはあなたじゃなくて、威圧したり恐怖感を植え付けてくる先輩が悪いんやで!
職場に先輩や上司が怖いから辞めたい!その前に確認しておくべき転職時期
職場の先輩や上司が怖いから辞めたいという理由で退職することはできます。
ただし、転職を行う時期には気をつけなければなりません。
なぜなら、転職時期によっては30万円以上ももらえる可能性がある「失業手当」が関わってくるからです。
勤続年数1年以上ある人
勤続年数が1年以上ある場合は、すぐに辞めてもOKです。
失業後にハローワークで申請をすることでもらえる「失業手当」の受給資格を満たしているためです。
失業保険をもらう条件は過去2年間のうちに「1年間の雇用保険被保険者期間があるか」。つまり、1年以上働いている必要があります。
失業手当は就業時の給料の50~80%の給与を数ヶ月間受け取れるので、1年以上働いている方はすぐに辞めてもOKです。
辞めた後にハローワークで申請すれば30万円以上の手当をもらうことができます。

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勤続年数1年未満で辞めたい場合
一方、勤続年数1年未満で辞めるのには以下の2点のリスクがあります。
- 失業手当がもらえない
- 次の転職に響く可能性がある
前述した通り、失業手当をもらうためには1年以上働いていることが条件です。そのため、1年未満で辞めると、30万円前後の手当をもらうことができません。
また、職場を1年で辞めると、企業の採用担当に「1年経たずに辞めるのではないか」と採用してもらえない可能性が高くなります。
企業は人を雇うのに高ければ数百万円のコストがかかりますので、忍耐力がない人を雇うのはリスクしかないのですね。
もちろん、精神的に落ち込んだり、うつと診断された場合はすぐに辞めるべきです。
ただしそうでない場合は、1年未満なら怖い先輩や上司の対処法をまず考えるべきです。
職場に先輩や上司が怖いから辞めたい!すぐに転職すべき人の特徴
「職場に先輩や上司が怖いから辞めたい!」と考えている方の中ですぐに転職すべき人の特徴は以下の3つの通りです。
- 職場の先輩が怖くて毎日仕事に行くのがしんどいと感じている
- 仕事のミス以外に人格否定やいじめのような言動・行動を受けている
- 先輩の存在により日々に業務に支障が出ている
職場の先輩が怖くて毎日仕事に行くのがしんどいと感じている
毎日仕事に行くのがしんどいと感じているならすぐに転職を考えましょう。
言い方がキツい、態度が高圧的な先輩や上司はほぼどこの職場にも一定数存在します。
仕事はほぼ毎日あるものですから、嫌な先輩と毎日関わると精神が病んでしまうのも時間の問題です。
一度精神が病んでしまうと癖づいてしまったり、病むのが怖くて仕事に復帰できなくなることも多々あります。
ですので、職場の怖い先輩が原因で毎日の仕事が辛い、しんどいと感じる方は転職のために動き出してもいいかもしれません。
仕事のミス以外に人格否定やいじめのような言動・行動を受けている
仕事のミスで怒られるのは仕方がないかもしれません。しかし、それに乗じて人格否定やいじめのような言動・行動する先輩や上司もいます。
「お前はダメな人間だ」「無能だな」「親、兄弟もダメな人間だろうな」などの言動は許されるべきではありません。
人格否定やいじめを受けたら、即座に対処法、退職を考えてください。
自分の人生を他人に否定される筋合いはありませんので、そんな会社はこちらから願い下げです。
先輩の存在により日々に業務に支障が出ている
怖い先輩や上司の影響で日々の業務に支障が出ているのも赤信号です。
なぜなら、業務に支障が出ると、本来の力が発揮できず、人事評価に響くからです。
例えば、職場の先輩に見張られている、ミスをすると怒号が飛んでくる、と萎縮してしまっては以下のように業務に支障が出るはずです。
- 細かいミスをする
- 仕事のことでフィードバックをもらいにくくなる
- 言われたことしかできなくなる
- コミュニケーションが取りにくく、業務の認識にずれが生じる
このようなミスが続けば人事評価にも影響しますし、評価に応じて昇給やボーナスが上がる社内風土だと給料も一向に上がりません。
職場にいる怖い先輩・上司のせいで仕事に影響が出ているのなら、一度他の上司に相談するか、転職を考えましょう。
職場の先輩や上司が怖いから辞めたいと思った時の対処法
職場の先輩や上司が怖いから辞めたいと思った時の対処法は以下の通りです。
- 先輩の上司に相談する
- 必要以上に先輩と関わらないようにする
- ビクビクしている姿を見せない
- 同じミスを繰り返さないように気をつける
- 「酷い言い方しかできない人」と割り切る
先輩の上司に相談する
組織ですから先輩にも上司がいます。その上司に相談してみましょう。
人格否定やいじめのような言動・行動は立派なパワハラです。ハラスメントは社会的問題となっています。
それが問題になれば先輩の上司も責任が問われる可能性もあります。
そうなるのを避けたいはずですから、親身になって相談に乗ってくれるはずです。
もし、上司が相談に乗らず、会社自体がパワハラを容認するようなら、厚生労働省が管轄している総合労働相談コーナーや労働基準監督署に相談してみてましょう。
関連記事:労働基準行政の相談窓口
関連記事:総合労働相談コーナーのご案内
必要以上に先輩と関わらないようにする
怖い先輩や上司には極力関わらないのも大切です。
業務以外では近寄らない、話さないようにするのが自分のためになります。
別部署、別支店などに異動を願い出るのも関わらないようにするのも効果的です。
ビクビクしている姿を見せない
いじめっ子はいじめられっ子がビクビクしている姿を楽しんだり、優越感に浸ります。
ですから、高圧的な態度をされても毅然としてビクビクする姿を見せないようにしましょう。
すると、怖い先輩や上司は「からかっても面白くない奴だ」となり、態度を改めるはずです。
同じミスを繰り返さないように気をつける
先輩や上司がキツい言い方や高圧的な態度に出たのにはきっかけがあります。
それは些細なミスだったりします。
ですから、業務では極力ミスしないように気を付けましょう。
特に同じミスを繰り返すのはきっかけになりやすいです。ミスしたことをメモに取って読み返したり、工夫してみてください。
「酷い言い方しかできない人」と割り切る
他人を変えることはそう簡単ではありませんから、「酷い言い方しかできない人」と割り切ってしまうのもおすすめです。
「わかってくれない」「変わってほしい」と考えるだけでもストレスです。割り切ってしまえば乗り越えられることもあります。なお、「可哀想な人間だ」と怖い先輩や上司に憐れみを持つのもひとつの対処法です。
職場の怖い先輩・上司と仲良くなる3つの方法
職場の怖い先輩・上司と仲良くなる3つの方法は以下の通りです。
- プライベートの話をして相手のことを知る
- 趣味の話題を振る
- 仕事を協力してもらった後に「〇〇先輩のおかげです」と報告する
プライベートの話をして相手のことを知る
仲良くなるには相手の話をよく聞くことです。
恋愛でも聞き上手の方がモテますよね。プライベートで仲良くなるのにおすすめなのが子供とペットの話です。怖い先輩や上司でも子供やペットは可愛い存在です。
ですから、恥ずかしながらも嬉しそうに話してくれるはずです。プライベートな話ができれば距離がグッと近づいて、仲良くなれるでしょう。
趣味の話題を振る
趣味の話題も仲良くなりやすいです。
趣味の話は年齢、性別は関係ないので、一度話してみるのもいいでしょう。
もちろん、先輩や上司という関係も飛び越えることができます。もしも、共通の趣味だったら、仲良くなり、プライベートでも遊ぶ関係になるかもしれません。
もしも、趣味の話すらできない状況であれば、すぐに上司に相談か転職を考えましょう。
仕事を協力してもらった後に「〇〇先輩のおかげです」と報告する
いい意味でおだてるのも仲良くなる方法です。
何歳になっても褒められる、期待される、信頼されるのは嬉しいことです。仕事を協力してもらったら「先輩のおかげです」と感謝してみてください。
「先輩がいないとダメです」「さすが先輩です」などもいいですね。注意したいのは不自然に使いすぎることです。ほどほどにおだてるのがコツです。
職場の先輩や上司が怖い!どうしても辞めたい時は転職も視野に入れよう
怖い先輩や上司が理由で退職することは悪いことではありません。
勤続年数1年未満なら対処法を試してみるのが先ですが、勤続年数1年以上なら、心機一転、転職してキャリアアップすることも視野に入れましょう。
転職を希望される場合は必ず「内定が出てから現職を辞める」ようにしましょう。なぜなら、内定が出ていないまま退職すると、精神的・金銭的に焦りが出るからです。
焦って「早く就職しなきゃ」と行動していると、希望の条件と異なる企業に転職してしまうなどのミスマッチが起きる可能性があります。
ですので、まずは求人を探すことから始め、気になる企業の面接を受けてみましょう。
とはいえ「貴重な休みの1日を転職活動に充てるのはしんどい」と考えている方もおられるはずです。
そんな方は無料で転職のサポートをしてくれる転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントでは、以下の転職サポートを受けることができます。
自分一人で転職するよりもプロに手伝ってもらった方が楽に転職できます。無料なので、使わないと損ですよ。
以下の記事では業界や強み別に転職エージェントをまとめているので、参考にしてみてください。
参考:【プロ厳選】転職エージェントおすすめ23選を比較!求人数ランキングや選び方【利用者の声・裏事情も紹介】
まとめ
本記事では、職場の先輩が怖いから辞めたい!と考えている方の対処法や先輩・上司と仲良くなる方法について解説しました。
職場の先輩が怖いから辞めたい人の中で、すぐに辞めてもいい場合と少しだけ我慢して働いた方がいい場合があります。
とはいえ、職場の先輩が怖いせいで業務や精神面に影響が出ている場合は、就業時期に限らず転職してもOKです。

無理して身体を壊す方がこわいんやで!しんどい時は上司に。会社が信用できへんやったら労働基準監督署や厚生労働省の相談機関に相談。精神的にしんどいならメンタルヘルスにいくんやで!
転職をするよりもまず、怖い先輩と仲良くなる方法を見つけたい方は以下の方法を試してみてください。
- プライベートの話をして相手のことを知る
- 趣味の話題を振る
- 仕事を協力してもらった後に「〇〇先輩のおかげです」と報告する
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